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禁煙についての情報提供を行って禁煙に取り組むかどうかの意思を確認した結果、禁煙する意思がない喫煙者には、減量をテーマに食事と運動の指導を行うことになります。この場合も、面接などの話をする機会のあるたびに、受診者に禁煙についての気持ちを確認しながら、禁煙の情報提供を行います。そして禁煙する気持ちが高まったら、いつでも支援できることを伝え、気軽に声をかけてもらえるようにします。
保健指導では、まず健診結果を振り返り、受診者の生活上の問題点を明らかにします。受診者には、検査値と生活習慣の結びつきをわかりやすく説明します。問題となる生活習慣が明らかになったら、改善する生活習慣のテーマを決定するために受診者と話し合い、テーマのすり合わせを行います。指導者が重要だと考えているテーマと受診者が変えたいと思っているテーマは必ずしも同じではありません。そこで、受診者に改善すべきテーマをアドバイスした上で、受診者の気持ちを確認し、本人に最終的にテーマを決めてもらいます。禁煙の関心度の低い喫煙者が禁煙を選択する可能性は低いですが、今後に向けて指導者として禁煙をすすめることが重要です。
健診時の保健指導では、下記のような手順で受診者と改善に取り組む生活習慣について話し合い、決定します。
(ステファン・ロルニックら著, 健康のための行動変容, 法研, 2001をもとに作成)
【メタバコさんの会話事例】
動機づけ支援における禁煙の情報提供 初回面接
【メタバコさんの会話事例】
積極的支援における禁煙の情報提供
初回面接から6ヵ月後〈減量がうまくいっている場合〉
禁煙の関心度の低い喫煙者の場合は、保健指導のたびに禁煙に対するステージに変化がないか確認しましょう。運動や食事の改善に取り組むと、健康に対する意識が高まることがよくみられます。面接のたびに禁煙の声かけを行い、禁煙に対する気持ちを確認しておきましょう。大切なのは、禁煙は重要な健康課題であること、いつでも禁煙の支援ができることを受診者に伝えておくことです。
減量がうまくいった場合は、そのことをほめ、次の課題として禁煙に取り組むことをすすめてみましょう。減量の成功は、行動変容に対する自信を高めます。ただし、禁煙でせっかく減らした体重が戻らないように、自己流ではなくニコチン製剤などの禁煙補助薬を使って禁煙するようにアドバイスしましょう。どうしても太りたくない場合は、禁煙と同時に運動を組み合わせるとよいでしょう。
減量がうまくいかなかった場合は、目先を変えて禁煙に取り組んでみることをすすめてみましょう。その際、禁煙補助薬を使った禁煙治療を受ければ比較的楽に、しかも確実に禁煙できることを伝えましょう。
【メタバコさんの会話事例】
積極的支援における禁煙の情報提供
初回面接から6ヵ月後〈減量がうまくいかなかった場合)
本冊子では「メタバコ」という言葉を使っています。これは、メタボリックシンドローム(メタボ)とタバコを組み合わせた造語です。「メタバコ」に込めた意味は3つあります。
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