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1965年頃男性の8割以上が喫煙者でしたが、1996年には、56.6%になり、30年間で、約25%も喫煙者の割合は減少しています。(図-1) しかし、タバコの害が広く認知されている米国、英国と比較すると約2倍になっています。(図-2) また、日本の場合、女性の喫煙率は低いものの、20歳代の若い女性の喫煙率が上昇傾向にあります。(図-3)
図-1:日本の喫煙率
図-2:男女別に見た世界の喫煙率
図-3:年齢段階別の喫煙率の年次推移(日本女性)
タールは、タバコに含まれる粒子分子のうち、フィルターに茶色く付着する、いわゆるヤニのようなべっとりしたものの総称です。 ベンツピレンなどをはじめとして、100種類以上の発癌物質やニコチンを含む粒子で、煙中ではエアロゾル状になっています。
COは、酸素に比べ200倍も強く酸素を運ぶ血液中の成分であるヘモグロビンに結合し、全身に酸素欠乏状態を引き起します。また、これ以外にも血管壁や血小板を傷つけたり、肝臓でのコレステロールの代謝を阻害することにより、動脈硬化を促進させるといわれています。
ニコチンは“多幸感”と言われる精神作用をも持っています。これは、コカインなどの薬物と同様の作用です。人がタバコを吸うのはその作用を欲するためです。また、ニコチン毒性が強く、非常に短時間に吸収されます。初めてタバコを吸った時、フラッとしたり、気分が悪くなったりするのは、ニコチンの急性毒性症状です。
「禁煙しよう」と決めたら、禁煙支援を受けられる病院(禁煙外来)を受診することをお勧めします。