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タバコを吸うとメタボリックシンドロームを発症するリスクが高まります。メタボリックシンドロームの原因として、過食や身体活動不足がまず頭に浮かびますが、喫煙も脂質代謝や糖代謝への影響などを介してメタボリックシンドロームの発症リスクを高めます。

メタボリックシンドロームでかつ喫煙している人は、脳梗塞や虚血性心疾患のリスクが著しく高くなり、「スーパーハイリスク群」と考えられます。本冊子では、両者を併せ持っている方を「メタバコさん」、メタボリックシンドロームを有しない喫煙者を「オタバコさん」と呼ぶことにしました。メタバコさんもオタバコさんも、喫煙しているだけでハイリスクです。とりわけメタバコさんは早急にリスクを軽減させる必要があり、積極的な禁煙の働きかけや支援が重要です。

肥満と並んで喫煙は多くの病気の原因です。生活習慣病の予防対策のためには、メタボリックシンドローム対策と喫煙対策は「車の両輪」であり、両者を組み合わせることにより、生活習慣病の予防だけでなく、医療費のより確実な節減が期待できます。最近では社会として禁煙化が進む中で喫煙者の禁煙への関心が高まる一方、効果の確立した禁煙治療が健康保険で受けられるなど、これまでよりも禁煙しやすい環境が社会として整ってきています。今こそタバコ対策に取り組む好機といえます。
本冊子では「メタバコ」という言葉を使っています。これは、メタボリックシンドローム(メタボ)とタバコを組み合わせた造語です。「メタバコ」に込めた意味は3つあります。
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